更新忘港町住人

漢子跟妹子混搭的興趣/カッコいい×カワいい趣味

華燈初上のプチ感想

2021年末仕事が少し落ち着いたので、やっとNetflixかKKTVとか現在台湾で話題になっている作品を鑑賞。実は配信作品は、完結がないと見ない癖がある。

 

でも、やはり作品の華やかさに惹かれ、年末の休みに一気にシーズン2まで見終わった。(下記内容ネタバレなし、、、かも?)

 


※写真はFacebook公式ファンページより
(↑↑ サイトにネタバレ注意)
◆ 紹介 ◆ 【華燈初上 -夜を生きる女たち-】
・21'/11/26よりNetfilxで独占配信
・中華圏の大物女優である林心如さんより主演・制作。
背景は1988年(日本はバブルに突入する時代)、台北市内の歓楽街で有名な「條通」(別称、「五木社会大学」。林森北路近辺の路地裏)に、店が構えられた日本式クラブ「光」で起きた物語。

 

この作品の進行は、少し変わった手法が使われ、途中視聴者に何かを見せるために、度々過去に逆戻りにしてた。シーズン1の冒頭から事件だ!と堂々と。

 

真相が少し見つけ出され、最後やっと被害者の正体がわかったのもかなり斬新。シーズン2に、更にそれぞれの登場人物を深く掘ってゆき、全員に動機があると思わせた。

 

 

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~感想~

 

正直、このような事件要素が入った作品は、ほとんど緊張しすぎて全然最後まで見れなかった。(備考1)こんな臆病な私が徹夜でも一気に見終わった理由は、進行のペースが少し緩やかで、過激なシーンもそんなにないからかなーと思う。

 

※備考1:ほかにNetflixで人気のスペインのペーパー・ハウス、アメリカのクイーンズ・ギャンビットなどは、別に興味がないじゃないが、なぜか続かなかった、、、。

 

私をこの世界に吸い込んだのは、主に2つの理由があると思う。

 

1つは、役者ら渾身の演技だった。ママからホステス、そしてクラブのお客さん、周りの人々、しっかりとしている人、愛せない人、愛で落ちこぼれる人、ズルい人、嫉妬する人など、それぞれのキャラクターはとても鮮明だった。

 

もう1つの理由は、キレイな画面構成なのだ。本当にあの時代に戻ったように、とても懐かかった。ファッション、小物、町の風景、しゃべり方、流行りなど、細かいところまで丁寧に再現されたところはすごく感動してた。

 

また、この華やかなシーンを作り出すため、製作費がどんどんかさばったことも、一時的に話題になっている。

 

 

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~台湾での反応~

 

色んなインタビューでは、元々白いバラと赤いバラ(備考2)が主体となったクラブの物語を作りたいだけだったが、脚本家が物語をいざ書いてみると、どんどん話が膨らんでいった。結局緊張感が溢れる事件の要素まで入れたと、林心如さんがこう語った。


※備考2:日本ではバラとユリという表現がわかりやすいかも。ただ、本作に、ユリという役が存在するので、混乱させないために、本来林さんの話のままに。


このドラマのキャストもかなり豪華。大物俳優はもちろん、それぞれの役の世界にしみ込んで、心の底から役になりきっていると思う。

 

他に友情出演のメンバーから、一見シーンが少なさそうな役までも、キャストのリストを見れば、えぇー何でこんな役なの?!と、本当に驚きばっかりだった。

 

近年、台湾ドラマも自分の道を拓いて世界中に輝いでいる。今までのようなアイドルの恋愛もののほかに、歴史や社会現象を語るものもたくさん。

 

本作はあくまでもフィクションだったが、あの時代がありそうな事件×推理要素が入ったので、すぐに話題になった。SNSでは、ほとんど犯人を推理しているので、少し予想外かも?(笑)


特筆すべきのは、BGMや主題歌、挿入歌も選りすぐりのものだと思う。台湾人が馴染んでいる懐メロ『月亮代表我的心』を歌う五月天阿信のほかに、近頃人気な若い世代の歌手やバンドを大胆に採用。(話が長くなるので、別の記事で書く予定)

 

最後に、待ち遠しいシーズン3の配信時期だが、林心如さんが旧正月前に報道で予定2月中旬頃と話したが、3日前(2月1日)Netflix公式が更新した2月の配信リストでは、入っていかった。これは大事になるわ(笑)まぁ、最後にキレイに出来上がっていただければ、少し遅くても許せるよ。

 

 

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ここからは、個人意見と余談。

(少しネタバレあり)

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1.何かを見せるために、逆戻りした手法はいいんだけど、ちょっと多いかなーちゃんと事件前のいつを表示したが、やっぱり混乱しがち、、、。物語自体は退屈が感じられなく、とても面白かったが。


2.このドラマのクズ男たちに、一番演技が意味不明なのは若造だと世間が言っているが、私にとって逆にイケメン作者の表情があまり理解できなかった。どんな修羅場でも、笑ってるような笑ってないような顔が、さすがにキツかった。


3.一部ネットでは、みんなのしゃべり方が、キャスターのようにきちんとしすぎないじゃん!という意見もあるが、、、あのさぁ、あの時代で北京語(国語)を話すのは、絶対あんな感じだったよと、突っ込みたかった。


4.みんなの日本語についての感想。ママになったら、もっとキレイな発音であった方がいいかなー頑張って!(発音が読みの違いじゃないが、訛りは少し強い方だった 汗)


5.一番心を響きさせた役者のは、やっぱり「阿季」を演じた謝瓊煖さんかな。元々、何この小汚いキャラだと思ったが、もうあの役のまんまに入ったこそ、そう思わせたんじゃないの?ちなみに、名前の「阿季」は、閩南語(台湾語)で「お姉さん」と同じ発音。